トルコ旅行
なぜかトルコにいる。
なぜか、というか冬のヨーロッパが耐え切れず出てきたのだけれど。
カメラのケーブルを忘れたので写真は載せられず。
とにかくトルコ人は積極的・エネルギッシュ。
パムッカレ、イズミル、エフェソスをめぐっている。
明日からイスタンブール。
2011年12月30日金曜日
2011年12月16日金曜日
retouch
卒計シーズンも近いし普段私がやっている彩色図面の作り方を紹介します。
卒計シーズンも近いし普段私がやっている彩色図面の作り方を紹介します。
今回はおおまかな流れを説明し、
次回以降個別ソフトでの話をしようかなと。
学部の2,3年生想定してるので冗長な感じもしますがご笑覧ください。
- Vectorworks(以下VW)
- Illustrator(同Ai)
- Photoshop(同Ps)
- InDesign(同ID)
で作成を前提に。
これが絶対ではないし、改良の余地があると思うのでfeedback期待してます。
0.図面を整理するフォルダを作る
まずプロジェクト全体のフォルダを作成し、
その中に図面ごとのフォルダを作ります。
例えば../美術館/敷地図1_500
"平面図1F"などのわかりやすい名前でフォルダを作成。
図面をリンクで統合したり、
後々利用する時のために綺麗なデータ管理は大切です。
入れ子状にしておくと、相対パスが変化しないのでまるごと外付けHDに移したりしても
IDのリンク切れに悩まされません。
1. 線画を作る
VWから線データを取ります。
個人的にはそのままエスキスや打ち合わせに使うことを考えて
pdfで出しておくことを推奨してます。
「とりあえずこの図面を!」となった時にすぐ印刷orメール添付できるからです。
- 必要なクラス・レイヤーを表示しているビューポートを作成して
- 作りたい図面の大きさにシートレイヤの用紙設定
- pdf書き出し(保存先は図面フォルダ)
絵その1
2. Aiファイルを作る
適切な名前のAiファイルを図面フォルダ内に作成し、
先ほどのpdfをリンクで配置します。
3. PsでAiファイルを開く
Psで開く際アートボードの大きさで開くようにします。
この時にバウンディングボックスとかでやってしまうと
微妙に歪んだり大きさが違って面倒なことになるので注意。
「別名で保存」でpsdファイルにしてからレタッチしていきます。
3. レタッチ
基本的な流れは
- クスチャの張り込み
- 各テクスチャごとの色調補正
- ドロップシャドウで陰影の表現
- ブラシを使って描き込む(微妙な陰影や雲、挿し込んでくる光の表現とか)
- 添景の配置
テクスチャーと添景は
自分で日頃から作っておいたり
MdNあたりの本についてる付録とか
偉大なる先輩からの遺産などを準備します。
日頃から石とかコンクリートの少し汚れた壁の写真を撮り溜め、
晴れた日の公園で親子連れを写真に収めてから切り抜いたり。
参考に
図面へのテクスチャの貼り方は
- 新規レイヤ作成
- 使いたいテクスチャーをコピペ
- 図面のレイヤに戻る
- テクスチャーを貼り込みたいところを選択(Psの場合wキーで自動選択ツールになるのでクリックすればよし)
- テクスチャのレイヤに戻ってからレイヤマスクを追加(レイヤパネルの下のところですよ)
これを繰り返します。
レイヤマスクはレイヤパネル上でマスク自体を選択し、
グレースケールで描画すると編集可能(濃淡とか)ですので
ブラシでテクスチャ自体を変更するより極力マスクを加工していくことにします。
コツはベタベタに貼り込むのではなく少しぼかしたりムラをつけてやること。
絵その2(テクスチャー)
絵その3(選択範囲)
絵その4(張り込み)
最後に図面のレイヤを非表示にしてからpsdを保存します。
絵その5
4. 線画とレタッチを重ねる
Psで作業してラスタライズすると線はボケてしまうので一手間かけて線を重ね直します。
- 再びAiファイルを開いて
- 新規レイヤを作成し
- Psファイルを配置(リンクにします)
- 元からある線画のレイヤが上
これでAiを保存し、
一枚だけ作る時は室名とか北向きの矢印とかラベル(ex. site 1:2000)を書いておしまい。
共同作業の場合は文字やアノーテーションはまとめて変更することも多いので、
pdf保存しID作業者に引渡し。
絵その6
5. IDでのレイアウト
IDで先ほどの工程を全図面についてやる
- 各Aiファイル(またはpdf)をctr+Dで配置
- 各ラベル、書き込みをつけて完成
図面表現には色々とありこれが全てではないです。
他にもVWだけでモノトーンの図面も描けます。
(アップロードのためjpgにしてるのでぼけていますが↓とか)
手書きの猛烈にハッチングした図面とか
水彩絵の具で彩色したり
カチカチの大人な図面で経験値をアピールしたりと。
設計の内容や他のプレゼンテーションマテリアルのテイストに併せてやるのが肝心です。
ともかくもテクニック的には初歩的なものなので覚えておいてそんはないです。
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