2012年9月23日日曜日

連動幾何学

このところ連動幾何学と呼ばれてるものに興味がある。


名前の通り「連動して動く幾何(図形)の学問」なのだが、
これを使って何らかの関係性をもったまま、
図面を編集して設計に役立てるというのがざっくりした目標である。

例えば通り芯が歪んでいくのに連れて、
自動で壁や床材の割付も変形していくような「図面」が作れると、
通り芯だけをどんどん変形していけば、
ドアだとか床材だとかをいちいち描き直さなくてすむ。

(そういう省エネな使い方が第一の目標ではないけれど、これがわかりやすい例かと思う。)


今やりたいことは、何らかのアルゴリズムを図形がキープする関係性と結びつけること。
この理論的研究が重要(だと思う)。


そして、この動く「図面」を描くのにProcessingを使おうとしているのだけれど、
なぜかそうすると「パソコンの人」というレッテルを貼られる。

で、アルゴリズミック・デザインもCGのアーキヴィズもデジタルファブリケーションも一緒くたにされる。

実際にやっている人間以外は違いがちゃんとわからない現象はなかなかに辛いものだ。
アメフトとラグビーみたいなもので当人からすると
「むしろ何が同じなの?球技ってところ?」とでも言いたい。

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